株式会社トレードワルツ代表取締役・体制変更のお知らせ
貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®︎」を運営する株式会社トレードワルツ(以下:トレードワルツ)は、2024年4月1日付で、代表取締役を佐藤高廣へ引継ぎ、組織体制を変更することが決定しましたので、ご報告致します。
■自立した経営体制確立のために
トレードワルツは2020年4月にNTTデータが準備会社を設立し、同年10月に7社で共同出資を行ってから、株主派遣の出向者を中心に経営体制を組み、ここまで3年半事業を運営してきました。その中で製品版システムを開発・市場投入し、国内では70社弱のお客様に利用を開始いただいています。また、大企業16社の共同出資会社となり、政府と連携をしながら海外・アライアンス事業も行い、売上を前年比2倍のペースで成長させてきました。
そんな中、自立した事業運営を実現するため、トレードワルツでの直接雇用社員を順次採用、現場マネジメントへ昇格させていく中、株主からの出向者比率は下がり、現状は60名を超えるメンバーのうち約70%が直接雇用社員となっています。
今後、トレードワルツが自立した会社としてさらなる成長を実現していくには、株主に対してフラットに接し、経済合理性を基に、迅速に経営判断を行えるプロ経営者を外部から招聘し、トップマネジメントを任せていくことが必要であると、昨年意思決定。2023年10月から佐藤が執行役員CEO補佐、グローバル&アライアンス事業本部長として着任し、半年間、現場マネジメントをしながら来期以降の事業計画策定を推進する中で、今般、代表取締役 執行役員社長への昇格が決定しました。
■新任 代表取締役のご紹介
佐藤は、京セラで稲盛和夫氏の経営哲学を学び、欧州事業会社経営に携わる中で、事業のデジタル化による企業価値向上に専門性を持っています。その後、ミスミや日本電産(現:ニデック)でも海外事業の経営・改善に従事する中で、産業間SCMデジタル連携を行ってきましたが、日本の国力の根幹である製造業の産業競争力向上に貢献したい、という志で産業間・国家間の貿易DXを実現すべくトレードワルツへ参画しました。略歴は下記となります。
平成19年9月 |
京セラ・ミタ・フランス 社長 |
平成26年4月 |
京セラドキュメントソリューションズ(株)執行役員(兼)欧州本社社長 |
平成30年4月 |
(株)ミスミグループ本社執行役員 |
平成30年9月 |
ミスミヨーロッパ 執行役員 |
令和3年5月 |
日本電産(現:ニデック)(株)執行役員、家電産業事業本部副本部長 |
令和5年10月 |
(株)トレードワルツ 執行役員CEO補佐、グローバル&アライアンス事業本部長 |
令和6年4月 |
(株)トレードワルツ 代表取締役執行役員社長CEO 兼 COO |
■体制変更について
社内の情報連携を迅速にするため、本部構成を5本部→3本部へとシンプルに致します。また、現 代表取締役社長の小島は相談役として、経営陣の業務執行に対してアドバイスを行います。
広報・海外事業・政府対応など渉外部分に従事していたCOOの染谷は、引継ぎで出向期間を半年延長していましたが、3月末任期満了で出向復帰するため、4月以降COO業務は新社長の佐藤が引き継ぎます。貿易コンソーシアムの責任者や政府・海外機関・アライアンス先等への渉外窓口も佐藤に変更致します。
また現場メンバーの出向者も3月末に一定数を復帰させて出向者比率を下げてまいります。今後、シンプルかつ自立した組織体制で、トレードワルツの成長を強力に推進していく所存です。
■関係者のコメント
株式会社トレードワルツ 代表取締役 執行役員社長CEO 小島 裕久
「2020年4月に会社設立、11月に事業開始して以来約4年間に渡りまして代表として事業運営してまいりました。まさに世界的にコロナが蔓延する時期でありましたが、故に貿易実務に関わる皆様からは貿易文書を電子化、ペーパレス化してオンラインリモートワークができる環境をお求めになる声が非常に高く、弊社サービスに対する期待感と責任感を感じながら充実した貴重な経験をさせていただきました。
TradeWaltzは今後成長フェーズに向かいます。経営経験が豊富な後任の佐藤にバトンタッチして、日本の貿易DX化の更なる貢献に努めてまいります。」
株式会社トレードワルツ 取締役 執行役員CEO補佐 佐藤 高廣
「トレードワルツの掲げるミッション「貿易の未来をつくる」このステートメントの美しさを追求する事が、弊社が世界中の産業の進歩発展に寄与し、皆様の生活向上に貢献すると信じています。弊社はサービス開発のフェーズから、実際に貿易に関わる全ての方々にご利用いただけるような事業発展のフェーズに入りました。まずは日系顧客様のニーズに確実にお応えし、貿易立国日本の貿易DXの礎を築き、海外市場展開も視野に入れて事業成長させる所存です。また、貿易に纏わるデータを産業のオイルと位置付け、貿易に隣接する事業への横展開も行うこともスコープに入れ、私企業ではありますが、社会発展をミッションとする事業に育ててまいります。」
株式会社トレードワルツ 執行役員COO、CMO 染谷 悟
「これまで3年半お世話になりました。本当に仕合せな仕事でした。2020年の創業当時、”貿易DX”はコンセプトに過ぎませんでしたが、業界横断部分や海外取引先を含めた貿易データのデジタル化を行う手段ができ、実際にユーザーが使い始め、集まったデータを活用して新しい業務のやり方が生まれ始めており、芽が出てきた3年半だったと思います。これからの3年間はこの芽を育て、花にする大切な成長期になります。プロ経営者の佐藤と共に、トレードワルツ事業が加速度的に成長していければと思います。」
■トレードワルツについて
商号 : 株式会社トレードワルツ
代表者 : 代表取締役社長 小島 裕久
所在地 : 〒100-6036 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング36階WORKSTYLING
設立 : 2020年(令和2年)4月
事業内容: ブロックチェーンを活用した貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(注1)」のSaaS(注2)提供
人員数 : フルタイム64名
URL : https://www.tradewaltz.com
株主一覧:株式会社NTTデータ / 豊田通商株式会社 /
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 /住友商事株式会社 /
三菱商事株式会社 / 株式会社TW Link /東京海上日動火災保険株式会社 /
豊島株式会社 / 株式会社上組 /株式会社フジトランス コーポレーション /
三井倉庫ホールディングス株式会社 / 株式会社日新 / 株式会社三菱UFJ銀行 /
丸紅株式会社 / 三菱倉庫株式会社 / 損害保険ジャパン株式会社
SDGsへの取組み:弊社サービスは主に8,9,12,13,15,17のテーマについての取り組みを推進しています。
(注1)「TradeWaltz」は日本国内における株式会社トレードワルツの登録商標です。
その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
(注2)Software as a Serviceの略で、ユーザーがインターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用する仕組み
本件に関するお問い合わせ先(株式会社トレードワルツ) |