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TradeWaltz®の導入で業務効率化を実現。貿易業務にかける時間と労力が軽減されました

2022.10.07
2022.10.07
TradeWaltz®の導入で業務効率化を実現。貿易業務にかける時間と労力が軽減されました

ファーストユーザーとしてTradeWaltz®をご利用いただいている、三菱商事プラスチック様。社内で検討を重ねた結果、自分たちのビジネスがアップグレードされ、かつ効率化されると確認できたことが導入の決め手だといいます。今回は、同社高機能製品部の岡部朋也氏にTradeWaltz®の導入経緯や主な利用シーン、導入効果についてお話を伺いました。

貿易書類の準備には、相当な時間と労力が必要だった

――まずは御社のご紹介をお願いします。

三菱商事プラスチック株式会社は、汎用プラスチックから高機能プラスチックまで、あらゆる産業で必要とされるプラスチックの素材を扱う会社です。ゴムの原料や物流のパレットといったプラスチック素材だけでなく、私が所属する高機能製品部では半導体向け材料を取引するなど、非プラスチック素材も取り扱っています。

――TradeWaltz®導入前は、貿易業務においてどのような課題をお持ちでしたか。

「貿易書類の準備に相当な時間と労力を取られていた」というのが私たちの一番の課題であり、ペインでした。私が所属する高機能製品部では、半導体の材料を日本から台湾や中国へ輸出するという取引をしています。タイムリーなデリバリーが求められる一方で、半導体業界の成長に伴って出荷件数も伸びていること、さらには少量多品種化が進んでいることからも、書類準備には日々多くの時間を割いていました。

――導入経緯を教えていただけますでしょうか。

もともと、会社としては「デジタルツールを用いて日々のルーティン業務を軽減すること、それによってできた時間を新たな取引機会の探索やビジネスモデルの考案・開発に活用することで、私たちのビジネスをアップグレードさせたい」という想いをもっていました。そうした中でトレードワルツからお話を伺い、「これは一つ、チャンスなんじゃないか」と思いましたね。

TradeWaltz®を利用することで本当に業務が効率化されるのか、私たちのビジネスがアップグレードされるのか、ということは徹底的に確認しました。会社として導入が決まった後、どの部署で使うと導入効果が高いのか、複数の指標を見ながらスタディを重ねた結果、私が所属する高機能製品部に白羽の矢が立ったのです。先ほど申し上げた課題を解決できるのでは、という期待もありました。

実務に携わる社員からは感謝の声が大きい

――TradeWaltz®の主な利用シーンについて教えてください。

現在は、取引先である3社の物流会社様へ貿易書類の情報をご連絡する際にTradeWaltz®を利用しています。システムの導入にあたり、かねてより使っていたTOSS(受発注システム)とTradeWaltz®をAPI連携させました。さらに自社でTOSSとTradeWaltz®の連結ボタンを作ったことにより、そのボタンを押すだけで貿易書類の情報が送れるようになったのです。私の部署では現在、貿易実務に携わる6名が利用しています。

――導入から3か月半経ちますが、導入して良かったと感じる点はどのようなところでしょうか。

定量面では、これまでに4~5%の業務効率化を実現できたことですね。TradeWaltz®導入以前は、TOSSにたまったインボイスやパッキングリストといった貿易書類をPDF出力して、それをメールに添付して物流会社様へ送るという作業が1日に何十件も発生していました。口で言うのは簡単ですが、実際は結構な労力が要るところでして…。

TradeWaltz®導入後、メール画面を開くことなくTOSSの画面上で完結するようになったのが最も効率化につながったところです。実務に携わる者からも「手間が軽減された」、と感謝の声が大きいですね。

定性面で挙げられるのは、デジタルツールを用いて自分たちのビジネスを常にアップグレードしていく、という姿勢や雰囲気を社内で醸成するきっかけになった点です。進化が早いDX分野こそ、常にアンテナを張りながらツールを取り入れたり、トライしたりしていくことが大事だと思います。徐々にですが、TradeWaltz®の導入をきっかけにした社内の姿勢や雰囲気の変化を感じているところです。

ビジネスをアップグレードし続けながら、提供できる価値を最大化する

――トレードワルツに期待されていることを教えてください。

長期的には、ミッションにも掲げられているとおり「貿易の未来」をつくってほしいですね。ファーストユーザーとして、その一助ができれば弊社としても幸いに思います。

短期的には、目の前にいるユーザーの要望に耳を傾けながら、地道にサービスを改良していってほしいです。それが結果としてユーザーの増加につながり、世の中に与えるインパクトも大きくなるのではないでしょうか。

今後10%の業務効率化が実現するように、データ編集権限のリクエスト機能の追加等、弊社からも具体的な改善要求を出しています。この辺りをアジャイルに進めてもらえれば、10%という目標も実現するでしょう。ゆくゆくは三国間貿易の機能も実装してほしいですね。

――今後の展望についてお聞かせください。

トレードワルツとの関わりという意味では、現在一部の部署で導入しているTradeWaltz®を、他部署を巻き込みながら横展開していきたいと思っています。それに向けてまずはタイの某石油化学会社との取引を含め、複数の取引で年内にもPOCを実施予定です。

三菱商事プラスチックとしては、これからも世の中により多くの価値を提供したいと考えています。そのためのツールとしてTradeWaltz®をはじめとしたデジタルツールを用いてビジネスをアップグレードし続けながら、提供できる価値を最大化していきたいです。

 

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