TradeWaltzへ簡単にデータ入力できるファイルアップロード機能を公開~RPAツールを活用~
株式会社トレードワルツ(以下:トレードワルツ)は、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®」(以下:TradeWaltz)にRPA(Robotic Process Automation)を活用したファイルアップロード機能を実装・公開しました。TradeWaltzを利用する場合、自社システムとAPI連携を行う形が一般的ですが、API連携を行わずTradeWaltzの画面から直接・簡易に利用する場合は、自社システムとTradeWaltzの二重入力が必要でした。今回リリースのファイルアップロード機能を活用することで、その手間が大幅に削減され、効率良くご利用いただくことが可能となります。
■大企業向けの本来のTradeWaltz利用方法:API連携
API(Application Programming Interface)はソフトウェアやプログラムが持つ機能や情報を、他のプログラム上でも利用できるように繋ぐ仕組みです。Webサイトのなかに別サービスである地図アプリの情報を掲載したり、宅配の配達状況を、メッセージアプリ上で通知したりと、様々な活用事例があります。
TradeWaltzはAPI仕様を一般公開しております。特に大企業の貿易実務者には、既にご利用されている基幹システムや業務システムから経由してAPI接続をしていただき、認証を通じた高セキュリティ下で、TradeWaltzの契約情報・物流情報登録や、登録情報の閲覧、コミュニケーション支援などを行うことで、現行業務とTW業務の間をシームレスにつなぐ運用をオススメしています。
政府でも日本全体としての貿易効率を上げるため、貿易プラットフォームとのAPI連携開発へ補助金などを発行してデジタル化の推進をされています。(参考 https://www.tradewaltz.com/news/5520/)
■より簡易的な、大企業の一部門や中小企業向けの使い方:UI画面利用
UI(User Interface)はソフトウェアやサービスを、利用者が直接利用する接点のことで、スマートフォンの画面や宅配サービス画面などがその例となります。
お客様の中には①TradeWaltzと自社システムをAPIで連携するには時間がかかる、②あるいは自社システムがないので、TradeWaltzをまずはUI画面から利用をされるという方も現状多くいらっしゃいます。しかし、前者①特に大企業の一部門が利用される場合、自社システムにデータ入力した後、TradeWaltzの画面にも入力をしなければいけないという「二重入力」のケースが発生していたため、より簡便に自社システムとTradeWaltzを連携する手段も模索していました。
■自社システムとTradeWaltzをつなぐ第3の選択肢:ファイルアップロード機能
個々の会社様が構築・導入されている自社システムの多くは、Excelに似た形式のCSVファイル(Comma-Separated Values)でデータが出力できます。これをTradeWaltz専用のboxストレージにアップロードいただくと、記載されたデータを自動でRPAが取り込み、TradeWaltzに登録可能なデータフォーマットであるJSON(JavaScript Object Notation)形式に変換したうえでAPIを実行し、TradeWaltzにデータ連携を行うソリューションを実装しました。これをファイルアップロード機能と呼びます。
(画面イメージ)
この機能によって、より簡便に手元作業を減らしながらTradeWaltzを使うことができ、某総合商社でも利用が始まっています。
■TradeWaltz利用拡大のStep by Step
本ファイルアップロード機能の実装・公開を通じて、UI画面とAPI連携の間のStepが埋まり、小さな規模(大企業の一部門等)からTradeWaltzの利用を始め、徐々に利用する規模の拡大(全社等)ができる段階的なサービスをご提供できることとなりました。
自社システムの改修前に、少額予算から、少しずつ現場利用を増やし、効果を確かめながらTradeWaltz導入を考えていただけるステップアッププランが提供できますので、ぜひご検討下さい。
【関係者のコメント】
株式会社トレードワルツ 執行役員CPO 柳田 祐介
「この度、ファイルをアップロードすることでTradeWaltzへの入力作業を効率化できるようになりました。こちらは、プロダクトを効率的にご利用いただくためのソリューションの位置づけで、昨年度の営業活動の中でも、多くのお客様からご要望を頂いておりました。これを機に、より多くのお客様に、TradeWaltzを活用した実務の改善、効率化にお役立て頂きたいと考えております。トレードワルツでは、今後もTradeWaltzの導入効果を高めるためのソリューション施策を展開してまいります。」
株式会社トレードワルツ プリセールス 上原 廉裕
「TradeWaltzを利用するにあたって課題であった、データ入力の効率化に資する機能を開発しリリースいたしました。リリース当初より某総合商社様にご利用いただき、その後大手荷主様からの引き合いも既に多数頂戴しております。この機能と設計思想はAPI連携までのステップとして最適なソリューションであるとご評価いただいております。トレードワルツは今後もお客様の声に耳を傾け、システムの利便性向上を目指し進化し続けてまいります。」
■トレードワルツについて
商号 : 株式会社トレードワルツ
代表者 : 代表取締役社長 小島 裕久
所在地 : 〒100-6036 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号霞が関ビルディング36階 WORKSTYLING
設立 : 2020年(令和2年)4月
事業内容: ブロックチェーンを活用した貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz(注1)」のSaaS(注2)提供
人員数 : フルタイム59名
URL : https://www.tradewaltz.com
株主一覧: 株式会社NTTデータ / 豊田通商株式会社 / 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社/
住友商事株式会社 / 三菱商事株式会社 / 株式会社TW Link /
東京海上日動火災保険株式会社 / 豊島株式会社 / 株式会社上組 /
株式会社フジトランス コーポレーション / 三井倉庫ホールディングス株式会社 /
株式会社日新 / 株式会社三菱UFJ銀行 / 丸紅株式会社 / 三菱倉庫株式会社/
損害保険ジャパン株式会社
SDGsへの取組み:弊社サービスは主に8,9,12,13,15,17のテーマについての取り組みを推進しています。
(注1)「TradeWaltz」は日本国内における株式会社トレードワルツの登録商標です。
その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
(注2)Software as a Serviceの略で、ユーザーがインターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用する仕組み
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